福岡教育連盟は教育の正常化を目指し、日々教育活動に励む教職員の集まりです。

とっておきの委員長の部屋

454号室

平成31年05月28日

「子供たちの健全な成長のために」

皆様、こんにちは。福岡教育連盟、執行委員長の藤野英二です。
この週末は全国的に真夏日となりました。皆さんの地域はいかがだったでしょうか。運動会等の行事を実施した学校も多かったようです。私の娘も福岡市立の小学校に通っており、日曜日に運動会が実施されました。早朝の午前6時から小学校の校門前にワンタッチ式のテントを持って行くと、すでに100人以上の保護者が並んでいました。

近年、運動会当日はグラウンドや校舎周辺にテントを張る保護者が多くなりました。私も3年前からテントを持って、開門する1時間前から並んでいます。今年は昨年以上に多くの保護者が並んでいました。しかし、今回は午前6時の時点で、学校から運動会のプログラムを短縮して、昼食の時間を取らないという連絡がメール等で保護者へ入りました。

午前9時の開会式の時間から気温が上昇していたので、学校側の判断は正しかったと多くの保護者が思ったに違いありません。時間を掛けて準備をしてきたプログラムを各学年が一つずつ減らすことで、児童たちの健康を優先したのです。開会式では、校長先生から「悔しい」という言葉もありましたが、英断だったと思います。

「学校行事」は児童・生徒を成長させる上で、非常に大切なものです。それぞれの学校の「特色」にもなりますし、児童・生徒が主体的に考え、協働する機会でもあります。私たち教師も、児童・生徒とともに各行事を成功させるため力を尽くします。しかし、私たちが忘れてはならないのが、児童・生徒の健康や安全面への配慮です。

特に屋外での行事は天候に左右されます。多くの学校では、独自に地元の気象台と連絡を取りながら、天候の変化について随時確認をしています。学校での児童・生徒の観察は、もちろん教師の仕事です。しかし家庭での子供たちの様子が気になるようであれば、学校へご連絡ください。

子供たちを取り巻く環境が大きく変化する中で、学校もその変化に対応しなければなりません。そして、どの学校にも共通していることは「子供たちの健全な成長が最優先される」ことです。子供たちの近くで関わる大人たちがしっかりと協力して、日本の将来を担う子供たちを育んでいきましょう。