福岡教育連盟は教育の正常化を目指し、日々教育活動に励む教職員の集まりです。

とっておきの委員長の部屋

480号室

平成31年07月17日

「気持ちに柔軟性を」

皆様、こんにちは。福岡教育連盟、執行委員長の藤野英二です。
先週末、福岡県は全体的に雨模様でしたが、「海の日」は晴れ間が広がりました。本連盟でもファミリー企画を雨の中で行いましたが、計画通りにはいきませんでした。雨天時のメニューをもう少し考えておくべきだったと思います。

しかし、雨降りも考え方一つで「良い天気」とも言えます。特に福岡県は渇水に何度も悩まされてきました。私が中学校時代には、夜間断水、学校の水泳授業中止等の不便な経験もしました。私たちは自然とうまく付き合う術を習得する必要があります。

特にここ数年、7月に豪雨が集中しています。家庭でも学校でも、安全を第一に考えて行動しなければなりません。梅雨が明けたら、今度は熱中症にも注意が必要です。水分を定期的に摂取するなど、様々な天候の変化に対応しなければなりません。

「自然とうまく付き合う術」とは、様々な天候の変化に対応できるように事前に準備をしておくことではないでしょうか。雨天時や猛暑の際には、室内での活動を計画する、屋外で活動する場合でも突然の雨や日差しを避けるテント等を設けるなど、考えられる状況を想定して準備をする。家庭でも学校でも、このような事前準備が大切だと考えます。

様々な場面を想定しておくと、気持ちに柔軟性が生まれます。この柔軟性は、私たちが生活していく上で非常に大切だと思います。自分の思っていたこととは異なる状況に陥った場合、焦るよりも先に次の手を考える習慣が身につくと、気持ちの上でも楽になります。

学校行事は天気に左右されることがよくあります。当然、天気に合わせてメニューを準備していますが、生徒とともに考えるところから始めるのも良いかもしれません。様々な場面を想定することは、生徒たちにとっても良い経験です。

比較的はっきりとした四季を持つ日本だからこそ、様々な天気に対応する習慣をつけることで、「気持ちの柔軟性」を高めましょう。そうすることで、皆さんの心にゆとりが生まれ、さらに明るい家庭や地域社会が構成されると思います。

私たちは自然の中に生活しています。自然を受け入れて、自然と調和できるように努力していきましょう。