平成27年12月29日
【福岡歴史探訪 第27回~旧志免鉱業所竪坑櫓~】
竪坑櫓とは、人と石炭を昇降させる、いわばエレベーターのようなものです。この旧志免鉱業所竪坑櫓は、昭和18年5月に竣工されました。鉄筋コンクリートでできており、高さは47.6メートルあります。地下430メートルまで伸びており、地下600メートルの石炭層まで移動可能でした。
この形の建物が現存しているのは大変珍しく、世界的に見てもトランブルール炭鉱(ベルギー・リエージュ州)と龍鳳炭鉱(中国・撫順)のみです。
明治39(1906)年に、海軍採炭所第五坑として採掘が始まり、昭和39年に閉山されました。開坑から閉山まで国営だった炭鉱は日本ではこの糟屋炭田のみでした。
平成7年には国の登録有形文化財に、そして平成21年には国の重要文化財に指定されました。



この形の建物が現存しているのは大変珍しく、世界的に見てもトランブルール炭鉱(ベルギー・リエージュ州)と龍鳳炭鉱(中国・撫順)のみです。
明治39(1906)年に、海軍採炭所第五坑として採掘が始まり、昭和39年に閉山されました。開坑から閉山まで国営だった炭鉱は日本ではこの糟屋炭田のみでした。
平成7年には国の登録有形文化財に、そして平成21年には国の重要文化財に指定されました。
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