福岡教育連盟
<< これからの高校理科教育について考える | トップ | 外国人参政権問題 >>

平成二十一年度研修大会開催

kensyuu1.jpg加地伸行氏御講演

kensyuu2.jpg分科会

 福岡教育連盟は今年度研修大会を一月三十一日(日)福岡リーセントホテルで開催した。

□大会テーマ「真実一路の教育実践〜学校現場からの新提言〜」

□分科会研究テーマ
一 『教育政策』 「高校入試と人事異動」
二 『キャリア教育』 「社会に出る前に培うべき人間力」
三 『教育哲学』 「福岡教育連盟が考える日本の教育」
四 『特別支援教育』 「高等学校における発達障害のある生徒への具体的指導・支援について」〜個別の教育支援計画と実践事例〜
五 『有害情報』 「子供達をとりまく有害情報の検証」
六 『人間づくり』 「食を通しての人づくり」
七 『道徳教育』 「学校全体で取り組む道徳教育についての考察」
八 『国語英語歴史』 「ホームルームで使える言葉100編」〜日本の高校生に必要な教養〜
九 『生命倫理』 「高校における遺伝子(生物)多様性教育の意義」

□全体会
 講師として大阪大学名誉教授・立命館大学教授である加地伸行氏をお招きし、「これからの日本の教育」と題した講演を行っていただいた。ご専門である儒教の考えに基づいた確かな視点と斬新な切り口で、日本と西洋の比較をしながら、これからの教育に必要不可欠なことや日本人のあり方について、ユーモアを交えながらも厳しく指摘をしていただいた。

□講演の要旨
 西洋では神が抑止力となって人間は自律していた。日本では西洋の神のような観念はないが祖先が抑止力となって自律心を保っていた。日本人の死生観の根本は生命の連続ということであり、それはつまりは祖先を大切にすることにつながる。日本の教育はこの祖先を敬う教育を大切にしなければならない
 また、西洋の大学の思想とは全く異なり、日本では儒教の教育から初等教育が発達した。これは西洋と儒教文化の人間観が違うことの表れである。儒教文化圏では型を大切にする。型を教える教育が大切である。日本人は様式を大切にし、それは日本人の考え方の特性であるので、これを利用して教えるとよい。
 福岡教育連盟は本来のあるべき教育―人間をつくる教育―を目的としていることに感銘を覚えた。どうかこの努力を続けてほしい。

□出席者アンケートより
○加地先生の講演でこれから自分がなすべきことが少し見えた気がします。忘れかけていたものをこれから日本の教育現場は取り戻すべきだと感じました。
○さまざまなお話が飛び出し、最後まで楽しく聞くことができました。子供たちにきちんとした『型』を教えなければならないというお話しには共感できます。自由とは楽なようで根底に基本がなければうまくいきません。私たち教師も今できることをきちんとやっていかなくてはならないと思いました。